2006/10/19 第5号 外国と日本の子育て事情の違い
今回は、外国と日本の子育て事情の違いについてです。
私は、いまだに信じられないのですが、事実を見るとやっぱりそうなのかな・・・ということがあります。
それは・・・・
「子供の登下校時の送り迎え」についてです。
日本でも、ここ数年、登下校時の誘拐や殺人事件などが相次ぎ、安全管理に警鐘が鳴らされていますが、外国では、登下校時、親が送り迎えするというのは当然のことになっています。
私が現在、すんでいる国でも、朝、昼(ここでは、午前中に授業が終るので12:00頃におむかえがあります)は、送迎の車などで道路が混雑して大変です。学校が近くにある地帯ですと、クラクションの嵐(アジア各国、特に南アジアは譲り合いなどはなく、歩行者だろうがなんだろうが、行く手を阻むものは、クラクションで注意を促がします)で騒音公害もいいところです。
移住してから、足掛け3年になりますが、去年の夏ごろ、日本語が話せる現地の知人に「なぜ、お母さん達が朝昼の送り迎えをするのですか?」と聞いたことがあります。
そして、彼女の口から出てきた言葉は・・・・
「誘拐されるから」
間髪入れずの答えでした。
とっても衝撃でした。
だって、この国では結構みんな子供好きで、道行く知らない人も子供にあいさつしてくれたり、ちょっかい掛けてくれたり、ひどい人はキスまでしていきます。汗
喫茶店などで他の家族やカップルや一人者のテーブルを我が子が襲撃しても、笑顔であやしてくれたりします。
日本のように「なーに、この子??」
なんて怪訝な態度は絶対取られません。
なので、子供を「誘拐」する人がいるだなんて、信じられませんでした。
でも、その後、日本でいろいろな事件が起こり、親の送迎の是非について議論もあったので、やはりそうした誘拐の危険性を考えてのことなのかな・・・とも思いますが、信じたくない気持ちがまだ大きいですね。
欧米諸国の送迎事情を見るにつけても、やはり子供を守るのが親の「権利」ということで送迎は親がしているようです。
日本人なら「義務」と捉えがちですが、そこを「権利」と主張するのは欧米諸国らしいですね。
日本でもそうした諸外国にならって、登下校の安全管理を見直す動きが高まっていますが、共働きで同居でないご家庭だと、なかなか親が送迎ということはできませんから大変ですよね。
一体どうしたらよいのか??
ということで、地域の老人ホームやリタイアされた中高年方との連携を提案される方もいるようで、それはそれで、そうした方々の存在意義も高まるのでよいことかもしれませんね。
ただ問題は、日本の公共施設とかお役所関係とかって「変化」や「改革」に対しては、なかなか柔軟性がないので困ることです。
試験的にどこか取り組みがなされて、よい結果が出れば、全国的にも評価されていくのでしょうけどね。
安倍政権になったし、また違ってくるかもしれないですね。
セコムではこのようなサービスも行っているようです。ご参考までに。
協力 東京教育研究会 http://www.pinpon.co.jp